2012年02月21日

原発をなくすためにできる金融機関へのアクション

以前の記事で原発なしの暮らしに変えるためには原発の電気を買わないこと(つまり原発の電気の不買運動?)、で個人ではまだ電力会社を選ぶことができなくても、電力が自由化されてる企業など大口の需要家(百貨店やスーパーなど普段親しんでいる身近なお店)に、原発の電気抜きになるPPSへ契約の切り替えするよう消費者として提案することができるのではと書きました。

で、原発の稼動への影響がとても大きそうで気になっていた銀行へメールをしたのでその報告です。

2月のはじめに、以前から利用している埼玉りそな銀行にメールしました。

内容は
・原発の電気を使わないために、電力会社からPPS(特定規模電気事業者)への切り替えの要望
・電力会社や原子力関連事業の株を持っているか、融資しているか、という質問
・銀行として原発に賛成か反対か、という質問

の3点です。
問合せをするためのちょうどいいメールフォームがなくて、違う窓口にメールしてしまったので、
時間がかかったのですが、窓口を教えてもらい、埼玉りそな銀行のお客さまサービス室へ電話して回答をお聞きしました。

以下が、電話で聞き取った回答のメモです。

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私からの質問は銀行業務と違う内部情報のため3つとも基本的に答えられない。でもPPS切替については割合は言えないが既に切り替えをしている。特に公開はしていませんがとのこと。

投融資について、どこの株を持っているとか、どこに融資してるとかはどこにも公開してないし、守秘義務があるので教えられないとのこと。それはどこの金融機関も同じとのこと。

「国連責任投資原則」に参加して、環境や社会、ガバナンスの課題を組み込んで投資の意思決定をすると掲げていますが、その根拠というか取り組んでいる証拠は示せない、ということなんでしょうか、と聞いたらそれは信用いただくしかないんですーとのこと。

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(え、根拠なり実績を示してこそ信頼につながると思うのですが。。)と口には出せなかった心の声です。。でも、よくみたら「国連責任投資原則」に参加してるのは埼玉りそな銀行でなく、りそな銀行でした。。

http://www.resona-gr.co.jp/holdings/csr/suisin/index.html
(「国連責任投資原則」についてよく読んだら進捗状況を報告するみたいなことが書いてある。どこに報告するんだろう。国連?)

すでにPPSに切り替えてたのはよかったです。
ただそれ以外は教えていただけませんでした。

個別の企業の名前でなくても、どういう分野の事業に何%投融資してるとか、カテゴリ別にグラフとかでも情報出せないものなのでしょうか。他の金融機関でそういうのみたことある気がするんですが。

ちなみに、りそなホールディングスは「国連グローバルコンパクト」という国際的な枠組みにも参加しています。(これは企業や組織が国連事務総長とするゆるめの約束みたいなもので、年に一度レポートを国連に出してるそうですよ)下記の人権・労働・環境・腐敗防止とありますがどれも原子力発電所では問題がありそうなことばかりな気がします。。
「国連グローバルコンパクト」の説明を下に引用しておきます。太字にしたのはポイントかなと思ったところ。原発にお金を投じることは人権侵害に加担することになるのでは?とちょっと思いました。ここはきっと議論があるところだと思います。

「人権・労働・環境・腐敗防止に関する10原則」
人権
1.企業はその影響の及ぶ範囲内で国際的に宣言
されている人権の擁護を支持し、尊重する。
2.人権侵害に加担しない。

労働
3.組合結成の自由と団体交渉の権利を実行ある
ものにする。
4.あらゆる形態の強制労働を排除する。
5.児童労働を実効的に廃止する。
6.雇用と職業に関する差別を撤廃する。

環境
7.環境問題の予防的なアプローチを支持する。
8.環境に関して一層の責任を担うためのイニシア
チブをとる。
9.環境にやさしい技術の開発と普及を促進する。

腐敗防止
10.強要と賄賂を含むあらゆる形態の腐敗を防止
するために取り組む。
出典:りそなホールディングス

りそなグループのCSRレポートには、持続可能な社会に貢献するとか、環境に配慮した金融商品などいい取り組みもいろいろ書いてありますし、ISO26000という今国際的に注目されている組織の社会的責任についてのガイダンス規格に対応したCSR方針とCSR目標について情報開示してて、とても先進的な動きをされてるようなんですよね。
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/csr/report/index.html

ですがISO26000は従来よりずっと広範囲に企業が責任ある行動をすることを求めています。
なので、ぜひぜひ、これからの企業の社会責任として電力会社への投融資をするべきかどうか、今後考えていただきたいなと思います。

それにしても今回、自分の預金が何に運用されているのか、という大事なことがわからないのだなと改めて思い知りました。

金融機関はみんなから集めた預金を他の企業などへ貸したり、投資したりして事業をしてるのだから、
私たちの預金は、その金融機関への応援でもあり、まわりまわって融資先の企業を応援することにつながるんですよね。

A SEED JAPANのエコ貯金プロジェクトで以前から言われてることですが。
この本持ってます。
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私もせっかく原発なしで暮らそうと節電したり、署名したりしてるのに、自分の預金が、原発を推進することに加担してしまったら元も子もない気がします。
そんな心配のない金融機関へ口座を移すことを検討してます。

みんながそれぞれ利用している金融機関へ自分の希望を伝えていったら、金融機関の経営に大きな影響を与えるんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
脱原発に進みたい方はぜひ、利用されてる金融機関へ原発への投融資の意向を訊ねてみるとよいと思います。

ちなみにですが、さすがりそなのお客さまサービス室の方はやさしくてとても話しやすかったです。(小心な私は電話で問い合わせるのは苦手で極力避けてるんですが)とりあえず、私の希望は伝わったと思う。こういったお客様向けの窓口へメールや電話をする時は、ぜひ愛をもって、丁寧に接するようにすると、あちらからも丁寧に対応していただいて、話もきちんと聞いていただけるのでおすすめです。

金融機関へ問い合わせる際の参考情報です。

▼国際青年環境NGO A SEED JAPAN
電力会社の主要株主およびPRI署名機関に向けた公開質問状
回答結果
http://www.aseed.org/ecocho/questionnaire/answer1106.html
電力会社の株式の保有や投資方針などについて聞いています。主要株主として自治体も含まれています。こちらですでに回答が出ていたとしても、自分の想いは伝えたいところ。実際の顧客の声は響くと思います。

▼日刊ベリタ 電力料金値上げと原発再稼動を要求する銀行 稲垣 豊
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201201221616300
記事によると、金融機関が「原発再稼動するなら融資するよ」と、言っているようです。。金融機関の倫理観ってどうなんだろうと思ってしまいます。すでに電力会社に融資している銀行がわかります。

▼百和 誰でもできる「脱原発・脱東電を実現する方法」
http://momonico.tumblr.com/post/13723438332
メールをする時に参考にしたブログです。とてもシンプルな方法ですが賛同してます。

長くなりましたが、以上です。

posted by まる at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | エシカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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